医師転科ナビ

医師の転科の仕方や進め方をご紹介

医師が現在の診療科から転科する理由とは?

一般的に医師というのは生涯現役といっても過言ではないような見られ方をすることもあるかと思いますが、医師も一人の人間であるがゆえに他の科への転科を検討することも少なくありません。

医師の転科理由には各々様々なものがありますが、よく聞かれる意見として他の科に興味ややりがいを見つけたからといったものが挙げられます。初めは心臓血管外科や脳神経外科などで手術をする側に立っていたけれど、脳梗塞や脳卒中などの後遺症に苦しむ患者さんを見てリハビリテーション科に興味を持ったといったように、自分が行ってきたことから更に発展したものの見方ができるようになったために転科を決意するということも少なくないようです。そのような理由ですといままで培ってきた知識を活かせるという利点もあるため、やりがいを持って新たにスタートすることができるのでしょう。

様々な専門医が関わっているチーム医療体勢を導入している病院が増え、他の科の医師と触れ合う機会が増えたというのもまた興味を持つきっかけとなるようです。

一方で体力面の不安による転科も理由のひとつとして挙げられます。特に外科などは手術を多く行い、術後の経過などを見守る必要がある非常にハードな科です。患者さんの為を思って身を粉にして働くという情熱があっても、無理をして体を壊してしまっては本末転倒です。体力だけでなく視力や集中力の低下も不安対象となります。そのためある程度歳を重ねると手術などがなく比較的体力面に余裕のある科に転科したいと考える医師も一定数いるとされています。

興味や体力面以外の理由としては人間関係が上手くいっていなかったり、現在診療している科がいまいち自分にあっていないような気がするといった比較的どの業種でも起こりそうな理由が医師にも見られます。訴訟リスクが低い科に転科したいといった医師特有の理由もあるようですね。

転科する際の不安要素として、もし今の科と全く異なる科への転科を希望する場合には今までの知識やキャリアなどがなくなり一からのスタートとなるという点が挙げられます。

また、事前にやりがいを見出しての転科ならばあまり問題がありませんが、人間関係や科の不一致などで転科を希望した場合、再び同じ理由で転科を余儀なくされる可能性も否定できません。転科を検討する際には事前にしっかりと転科先について知識を持っておく必要があるかもしれません。

転科の理由は医師によって異なるものですが、転科してよかったと思えるように前向きな検討をしたいものですね。