医師転科ナビ

医師の転科の仕方や進め方をご紹介

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医師が転科するにはどのタイミングが最適?

医師が転科を考えるタイミングには、医師によって様々ものがあります。

いつどんな時期に転科するにせよ、転科には周囲への伝え方や、医局に所属している医師なら医局との兼ね合い、勤務している病院の辞め方など、頭によぎる不安がつきものです。

将来のキャリアプランやスキルアップを考えて6年目で転科、現在の診療科目が嫌になってしまって後期研修医で転科、開業するために必要な専門医を取得しておくために20年目で転科、など転科をする時期や理由は一人一人違います。

このページでは医師が転科するタイミングについて考え、事例を交えて置かれている状況別に解説したいと思います。

後期研修医での転科

医師の転科で最も早い時期の転科といえば、後期研修医での転科です。

後期研修医は、前期を終え一通りの診療科目を経験した後に決定するものなので、転科を考える研修医などいないと思われることがありますが、実際には毎年一定数の医師が転科を希望します。

全ての医師が短い前期研修の期間中に、この先の医師としての人生を決められる訳ではないので、迷うのはある意味当然の事と言えます。

  • 担当医師に強く勧められて進んだけど実は違う科に興味がある
  • 前期の研修と後期研修の内容にギャップがありすぎる
  • 自分で希望した科だけど体力的に厳しい
  • 後期研修の担当医や指導医と合わない

など、理由は様々です。

『そのまま我慢すれば、2年過ぎていて、時間の経過と共に転科する気持ちが薄れてしまった。』という医師もいますし、それも正解の一つかもしれません。

確かに後期研修医の転科は全国的に見れば珍しくありませんが、1つの病院や医局で見るとやはり少ない例です。

『自分だけが転科を考えてしまっている』と思い、心の中にもやもやを抱えながら過ごす医師もいるでしょうが、これからの長い人生、我慢をすることだけが正解とは言えません。

あまりにも自分に合わないと感じたら、転科を考えるのも一つの手段です。

実際に後期研修医の転科を受け入れてくれる病院は、全国にたくさんあり、転科希望の科で探すのもさほど難しくはありません。

専門分野が確立していない分、転科先で1から希望の診療科目を学べることは、雇用する病院にも転科を考える医師にとっても進めやすいというメリットがあります。

専門医を修得してから他の専門医を目指す

ある程度自分の将来についてキャリアプランが立っている医師は、ある専門医を取得しても、その後他の専門医の取得に転科をする事は珍しくありません。

よくある例で見ると将来的にクリニックの開業を目指している医師は、内科から整形外科医に転科し、数年の臨床経験を経た後、内科と整形外科の看板を出してクリニックをオープンします。

他にも、総合内科から消化器内科や呼吸器内科など、ある分野の知識や技術を深めるために転科する場合も珍しくありません。

専門医取得後、その診療科で医師としてのキャリアをずっと過ごす場合もありますが、この様に複数の科目を経験して行くというキャリアプランも存在します。

現在の診療科目が合わなくなって転科

その他にも、例えば外科医としてずっと働いてきたのに、体を壊してしまったり、体力的な限界を感じて内科医へ転科するという医師や、目が見えなくなってきたら、手術のない診療科へ転科を希望するという例もあります。

また、内科医として診療してきたけど、内科医としての治療方針に限界を感じ、精神科へ転科するという例や、麻酔科から整形外科への転科を考える医師もいます。

上にも書いていた後期研修医で転科を考える医師の様に、他の専門医を取得するためというより、現在勤務している科を離れたいというタイミングで転科をするという例です。

医師の転科のタイミングは実に様々

ここでは医師が転科するタイミングをご紹介しましたが、この様に医師が転科を考えるタイミングは実に様々です。

キャリアプランやスキルアップのために最初からある程度の目処をつけて転科する医師もいれば、ずっと一つの科目で診療を続けて、体力的な問題から転科を余儀なくされるという医師。

そして、一度はその道に進もうと考えたけれど、続けて行くうちに後悔し、他の科への転科を考える医師。

時期も理由もバラバラで、実際に転科を行動に移すかどうかでもまた大きく二分されます。

ただ、どのタイミングであれ、転科を考え始めて実際に転科した医師には、後悔という言葉は聞かれません。

転科をする前に悩みに悩んだけど、思い切って新しい道に踏み出してよかったという医師がほとんどです。

転科をする医師は少数派だと言われ、迷うこともあるでしょうが、考え抜いて出した結論が転科であれば、それはしかるべき所に相談し、しっかりと後悔のない転科活動を進めて行く事が大切です。